FastAPIとは？¶

FastAPIとは、Pythonの型ヒントをベースとしてPython3.6以降でWeb APIを開発するための高速なWebフレームワークである。

FastAPIの主な特徴は以下の通りである。

高速性¶

FastAPIは非常に高速だ。NodeJSや、ハードウェア加速に対応したNettyのようなフレームワークと同等の性能を持っています。これは、Starlette（ASGI）フレームワーク上で動作し、Pydanticをデータバリデーションに使用しているためです。

FastAPIではPythonの型ヒントを利用して、リクエストとレスポンスのデータを定義できる。これにより、データのバリデーション、シリアライゼーション、ドキュメント生成が自動で行われます。

FastAPIは、OpenAPIとReDocを使って自動でAPIドキュメントを生成できる。これにより、開発者は手動でドキュメントを更新する必要がなくなる。

FastAPIを使用すると、型ヒントとデコレータを利用して、簡潔かつ読みやすいコードを書ける。これにより、コードのメンテナンスが容易になる。

Pythonのasyncioを利用して、非同期処理を簡単に実装できる。これにより、I/Oバウンドなタスクのパフォーマンスが向上する。

FastAPIには、依存性注入システムが組み込まれており、機能の再利用、テストの容易化、依存関係の管理ができる。

FastAPIは、セキュリティと認証に関する多くの機能を提供している。OAuth2パスワードフローとスコープを直接サポートし、JWTトークンの使用もサポートしている。

Pydanticを使用して、入力データのバリデーションとデータ変換を行う。これにより、ランタイムエラーを防ぎ、デバッグを簡単にする。

これらの特徴により、FastAPIはWeb API開発において、効率的かつ効果的なフレームワークと言えるだろう。